三軒茶屋の和食・かき氷店「かんな」（世田谷区下馬2、TEL 03-6453-2737）が、5月で開店1周年を迎えた。大正ロマンをイメージした店内に、席数30席を用意する。

店舗内観－夜は落ち着いた雰囲気で和食なども楽しめる。

　同店は料亭吉兆出身の料理長、のり寛さんがプロデュースした「もちの花」が元になっており、日本人の若年層の和食離れを感じたのり寛さんが、「若い世代の人たちに気軽に和食を楽しんでもらいたい」という思いから創業したという。「地域住民にとって身近なお店になれるように」との考えから、駅前ではなく住宅街で開店した。

　食材を生かした調理方法で、日本の四季に合わせた和食を提供。メニューは、「ランチ定食」（総菜ビュッフェ付き）（1,300円）、「おまかせディナー6品」（3,240円）など。一年中楽しめるスイーツとして提供している「かき氷」は、日光の天然水の氷を使用し、シロップも全て自家製にこだわる。おすすめは、「氷しるこ」「そら豆かき氷」「濃厚紫いも牛乳」（以上700円）や定番の「抹茶かき氷」（600円）など。

　同店担当者の田中完児さんは「イベントごとや季節限定など、かき氷のメニューは種類が豊富なので、女性客が多く来店する」と話す。

　1周年を迎えたことについて「あっという間の1年だった。これからも1人でも多くのお客さまに笑顔になっていただけるお店作りをしていきたい」と田中さん。「6月には1周年イベントを考えており、店内のチラシやSNSでお知らせしたいと思っているので、楽しみにしてもらえたら」と来客を呼び掛ける。

　営業時間は11時～23時。