池尻大橋のビストロ「du Barry(デュバリー)」(世田谷区池尻2、TEL 03-6450-8177)が5月11日で4周年を迎えた。席数は25席。地下のワインセラーには約1000本のワインをそろえる。
足場木を再利用した床と、チェコのテーブルの木素材の違いにこだわりを感じる店内。
銀座で11年修行を積んだ谷田部靖さんが、2010年に独立し開いた同店。店のコンセプトは「上質な日本のフレンチを、なじみやすくゆったりとした雰囲気の中で楽しんでいただくこと」。
メニューは特別な日にふさわしい食事ができるよう、昨年12月から全てコースに変更。月替わりの旬の前菜とメーンディッシュを、客の好みに合わせてカスタマイズできる。「Aコース」(5品3,900円)、「Bコース」(7品4,800円)、「Cコース」(7品5,300円)、「SPコース」(8品6,200円)を用意する。
今月は4周年を記念し、アミューズ・前菜2品・魚・肉・デザート2品・食後の飲み物(季節のハーブティー/コーヒー/ティー)・果物の9品からなる「感謝ディナーコース」(5,600円)を提供。オマール海老やフォアグラ、宮崎県都城の国産の黒豚など高級食材を使い、感謝を表現する。
「日本国産の食材」にこだわる谷田部さんが取り寄せた旬の食材を月替わりで味わえる同店。今月は「北海道野付湾の浅瀬で取れる貴重な天然のホタテ」「乳飲み仔牛(こうし)」など。「その時一番おいしいものを食べて、日本ならではの『四季』を感じていただきたい」と谷田部さん。
日本の有機ワインも厳選し、生産量が少ない日本のワインを提供。ナカザワヴィンヤードの「クリサワブラン」(6,900円)、北海道余市の「ドメーヌタカヒコ」など約60種類を取り扱う。「外国の物と比べ、日本のワインはうま味があり、まろやかで飲みやすいのが特徴」だという。
今後の展望について「日本でフレンチをやるということの意味を大切に、こだわりの強い店づくりをしたい。日本のワインや食材を的確に使って、作り手の思いまでしっかり届けるお店を目指す」と話す。
営業時間はランチタイム=11時30分~14時、ディナータイム=18時~22時。月曜定休。