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三茶の揚げピザ専門店「セ・モア!」2号店が半年-工房直売を提供

ナポリピザの定番「マルゲリータ」(350円)

ナポリピザの定番「マルゲリータ」(350円)

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 三軒茶屋小学校近くの住宅街に揚げピザ専門店「C’est Moi!(セ・モア!)2号店」(世田谷区三軒茶屋2、TEL 03-5787-6842)がオープンして半年が過ぎた。工房直売のためテークアウトのみの営業。「秘密基地」と呼ばれている同店は三軒茶屋1丁目に本店を構え、「Frizza(フリッツァ)」と呼ばれる揚げピザが売り。フリッツァとは「Frit(揚げる)」と「Pizza(ピザ)」を組み合わせた造語。

4種のチーズを使った「クアトロ」(350円)。

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 オーナーの野本孝司さんは辻調理師学校のフランス校で7年間講師を勤め日本に帰国。「愛情を込めて作られた食べ物で食育ができたらと考えた。小さい子どもでも食べられるカジュアルな食べ物として思い付いたのがフリッツァだった」という。

 本店では「小さいうちから本物の味を知ってほしい」という願いの下、トリュフを使ったメニューなどが並ぶ。フリッツァ以外にデリカテッセンも取りそろえ、ワインとのマリアージュを楽しむこともできる。

 2号店を開いた経緯について、「百貨店の催事などで本店とは別に工房が必要となり、せっかくなので工房直売という形で販売しようと考えた」と話すのは、スタッフでソムリエの西尾治さん。2号店について特に宣伝は行っておらず、「近くの幼稚園や小学校、緑道を歩く人の利用が多く、半年たち徐々に店の存在が知られるようになってきた」という。

 メニューはナポリピザの定番「マルゲリータ」、4種のチーズを使った「クアトロ」、ピリ辛ミートソースの「アラビアータ」、リンゴとキャラメル風味の「メーレ」(以上350円)の4種。本店よりメニューが絞られている分50円安く販売する。添加物や保存料などは使わず、国産小麦や北海道のフレッシュモッツァレラ、コレステロールゼロのキャノーラ油など安全に配慮した食材を使用。生地は粉の配合や寝かせ時間を研究し、「温め直してもモチモチした食感を損なわないように仕上げている」という。

 今後の展開について、「今はフリッツァだけを取り扱っているが、冷たいドリンクメニューなども増やしていく予定。近くの緑道でフリッツァとともに楽しんでいただければ」と話す。

 営業時間は12時~18時。

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