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世田谷線が開通100周年で記念車両運行開始 車内に当時の写真飾る

世田谷線開通100周年記念車両

世田谷線開通100周年記念車両

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 世田谷線開通100周年記念車両の撮影会と出発記念セレモニーが4月29日、上町車庫(世田谷区世田谷3)で開催された。

記念車両と幸福の招き猫電車がすれ違う瞬間

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 世田谷線は1925(大正14)年5月1日に三軒茶屋~下高井戸間が開通。記念車両には、世田谷線300系先頭車両前面に記念ヘッドマークステッカーを掲出し、「なつかしギャラリートレイン」として車内の中づりポスターに開通当時から現在までの写真を飾る。

 セレモニーのスピーチには、保坂展人世田谷区長、世田谷線開通100周年記念事業実行委員会委員長の飯島祥夫さん、東急電鉄代表取締役専務執行役員鉄道事業本部長の伊藤篤志さん、世田谷まちなか観光協会会長の桑島俊彦さん、大場家第16代当主大場代官屋敷保存会理事長の大場信秀さんが登壇。

 保坂区長は「世田谷線は街のシンボル。路面電車の趣を残し、沿線の住宅地や畑のそばを移動する。最近では『幸福の招き猫電車』も人気。加えて、100周年記念車両の登場でますます地域の人たちに愛される路線になるのでは。一つ一つの駅の間隔は短いが、それぞれの駅に違う顔があって商店街があるのも魅力。世田谷をゆっくりと丁寧に結ぶ世田谷線の発展をこれからも祈っているし使っていきたい」と話す。

 記念車両の運行は、来年3月31日まで。

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