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三茶・下馬のカフェ「cafe cafe」が14周年-ギャラリースペースも

定番で人気にのある「ジョージさんのたまごのオムライス(サラダ付き)」(1,200円)

定番で人気にのある「ジョージさんのたまごのオムライス(サラダ付き)」(1,200円)

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 三軒茶屋・下馬にあるカフェ「cafe cafe」(東京都世田谷区下馬2、TEL 03-5432-0456)が8月で14周年を迎えた。店舗面積は16坪、席数は34席。

駅から少しはずれた場所にひっそりと潜む(店舗外観)。

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 堀利弘(としひろ)さんと美香(みか)さん夫婦が経営する同店の店名は、「わかりやすく、かわいらしい響きの名前がいい」ということから決めたという。もともと2人ともコンピューター関係の仕事をしていたが、パソコンがずらりと並ぶ部屋の中に閉じこもっていることに不満を感じ、「季節を感じられる好きなことをしたい」という思いから飲食の道に進んだ。

 美香さんはオーブンを買ってからケーキ作りに夢中になり洋菓子店へ。利弘さんはコーヒーショップでのアルバイトから飲食のキャリアをスタート。当時から付き合っていた2人はその後、「死ぬまで続けられるであろう」という理由からカフェを一緒に開くことを決めた。カフェブームが来る前でまだ喫茶店などが少ない三軒茶屋に、知り合いの紹介で場所を決めた。

 コンセプトは「優しさ、気持ち良さを感じてもらえる場所。ほんのひとときでも安らいでもらえる場所」。「長く続けていくために『自分たちが気持ちよく、安らげる場所にする』ということ強く意識した」と美香さんは話す。「近所の人からも気付かれにくいお店が14年続いたのは、与えたいものと求められるもののバランスを見ながら、気張らずにやってきたことが良かったのかもしれない」と振り返る。

 同店のおすすめはオープン当初から提供している「レンズ豆のモンブラン」(600円)。「ショーケースに並んでいる固くなったようなケーキではなく、出来たてを常に提供することでフワフワな食感を味わえるようにしている。クリではなくレンズ豆を使用することで、他にはあまりない特別なモンブランとなっている」と話す。食事メニューは「ジョージさんのたまごのオムライス」や「ナスとインゲンの塩豚玄米ごはん」(以上、サラダ付き1,200円)が人気。ドリンクは「お客さまからの要望により2、3年前からワインを始めた。『フランス農家製手作りワイン』(700円)や、今の季節だと『梅のスパークリングティー』『水だしアイスコーヒー』(以上600円)が好評を頂いている」と美香さん。

 今後の展望について「今は限定でケーキの注文を受けているが、お客さん全員に提供できるようにしていきたい。知り合いのデザイナーの展示販売を2階で行ったことからギャラリースペースとしての貸し出しも始めたので、そのようなスペース提供にも力を入れていきたい」と思いを語る。

 営業時間は12時~16時(ランチ)、17時~22時(ディナー)。木曜定休。

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