三軒茶屋のフランス料理店「ビストロ マルノワ」(世田谷区三軒茶屋1、TEL 03-5787-5432)が8月1日、1周年を迎えた。
フランスでの修業経験もあるオーナーシェフ・田中雄基さんが、本格的なフランス料理を親しみやすいカジュアルアレンジで提供する。「高品質の食材を丁寧に仕込んでいる。どの料理もまじめに、持てる技術を一皿に込める意気込みで作っている」と田中さん。この1年で訪れた客の中心層は30代以上の男女で、その大半がリピーターになるという。
田中さんの「一押し」は「きょう足りなかったビタミンサラダ」(850円)。有機栽培や無農薬の野菜を30種類以上も使い色とりどりに仕上げた。フランスでよく食べられるキャロットラペなどの総菜が、山盛りの野菜の合間から顔をのぞかせる。
「店を始めた当初はメニューが無かった。最近は一応準備しているものの、お客さまと相談しながらその方の気分に合わせてメニューにないものもお出ししている。食べ物で人を幸せにしたいというのが出発点。一人一人に寄り添う姿勢は変わらず大切にしていきたいし、ベストな提供の仕方を考えるのがプロの仕事」という。
田中さんは「フランス料理は敷居が高いと思われがちだが、現地ではごく日常的に食べられているもの。ワインも豊富に取りそろえているので、初めての方も気軽に足を運んでほしい」と話す。
営業時間は、ランチ=12時~15時、ディナー=18時~24時。月曜定休