三軒茶屋駅周辺で10月18日・19日の2日間、「世田谷アートタウン『三茶de大道芸』」が開催される。
まちなかで大道芸人たちのパフォーマンスが繰り広げられる。撮影:Waits
両日、各会場でパントマイムやジャグリング、ファイアーショーにアクロバットなど、世界各国のアーティストたちが芸を披露。地元商店街が出店している模擬店や、さまざまなアーティスト100組による小店が立ち並ぶ「アート楽市」、占い師が勢ぞろいする「占いストリート」、街の達人による「似顔絵コーナー」なども展開する。
「三茶de大道芸」は1997年、「三軒茶屋の街を劇場にしよう」をコンセプトに地元商店街と世田谷文化生活情報センターが共同で開催したのが始まり。現在では三軒茶屋で秋恒例のフェスティバルとして定着している。来場者は天候にもよるが、約20万人に上る年もあるという。
イベントを運営する世田谷アートタウン事務局担当者は、今年の見所について、「子どもたちがペイントを施した黄色いTシャツが街中に掲げられている。地元商店街とボランティアスタッフが協力して考えた街中のユニークな装飾にも注目してほしい」と話す。世田谷区内福祉作業所と手芸班ボランティアが、昨年までのフェスティバルで使ったフラッグやのぼりの布を再利用して製作したトートバッグやペンケースなども販売し、集まったお金を世田谷区「東日本大震災復興支援金』へ送る「フラッグリサイクルプロジェクト」も行う。
18日には、世田谷パブリックシアターでは3D映像とダンスが融合したパフォーマンス「クジラ~はるかな海の伝説~」も上演(有料)。スペインとメキシコのダンス・カンパニーのパフォーマンスと、3Dで飛び出すクジラの映像のコラボレーションだ。劇場の広報担当者は「子どもも大人もそろって楽しめる、おすすめの舞台」と来場を呼び掛ける。
開催時間は両日とも、正午~日没(会場により異なる)。