三軒茶屋のビアバー「Pigalle(ピガール)」(世田谷区太子堂2、TEL 03-6805-2455)の店内に併設されているボトルショップ(酒販スペース)の利用客が増えている。
オーナーの山田千恵さんによると、その理由は2つ。ボトルショップのみ利用する客の増加と、同店開催のイベントが盛り上がっているためだ。
同業である飲食関係者の利用客が増えているという。食のトレンドに敏感な彼らは「『サワーエール』という、自然発酵のビールに注目している」と山田さん。
イベントでは毎回、ビールの輸入業者や海外の生産者らを招いて、ビールに関する「リアルな情報」を発信している。また、4~6種類のビールも試飲できるため、SNSや口コミで評判となり、遠方からの利用客も増えているという。2~3か月に一度のペースで開催している。
11月27日には10回目となる「Bottle Shop Event Vol.10」が行われたばかり。かつてベルギー南部の農夫が農作業時に飲んでいたという「セゾンビール」をテーマに据えた。山田さんは「5坪の店内に、普段の4倍となる約100人が押し寄せたので、常に店外に人があふれていた」と笑う。
12月23日~25日には、店内の「公衆電話ぐらいの広さ」のトイレでヘビーメタルを流すというユニークな「クリスマスイベント」を開き、季節限定ビールも販売する。
営業時間は16時~翌1時(日曜・祝日は14時~22時)。月曜定休。