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池尻大橋に日本酒バル 「都内でレア」な伊豆産干物と、全国の地酒が売り

一押し料理の「アジの開き」

一押し料理の「アジの開き」

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 池尻大橋に4月3日、日本酒バル「SAKE BAR TORA」(世田谷区池尻3、TEL 03-6883-7322)がオープンした。

阪神タイガースファンの店主の田中大地さん

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 席数はカウンター7席とテーブル20席。常時30種類以上の日本酒をそろえる同店。客単価は2,000~3,000円。全面喫煙可。

 店主の田中大地さんは、20年来の阪神タイガースファン。その思いを店名「TORA」に込めた。「阪神ファンはもちろんのこと、スポーツ全般が好きな人もぜひ」と田中さん。ゴールデンウィーク明けには店内に32インチのテレビを設置し、スポーツ中継を流す予定だ。

 中学から大学までハンドボールに情熱を注いだ田中さんは大学卒業後、不動産業を経て和食ダイニングなどの飲食業界で修業を積みながら、2年間かけて物件を探し、出店にこぎ着けた。業態に日本酒バルを選んだのは「アルコールの中で、日本酒が一番好きだったから」。

 フードメニューは、前菜「自家製ピクルス」(500円)や「魚介のオリーブオイル焼きサラダ」、飯物「エビと野菜の天丼」(以上、850円)、「炙(あぶ)りマグロの焦がしガーリックバター醤油がけ」(800円)、「丸ごとトマトのピザ」(650円)、「生しらすのお好み焼き」(700円)、干物など約40種類をそろえる。

 田中さんお薦めメニューの干物は、「新進気鋭の干物職人」(田中さん)という「干物屋ふじま」(静岡県熱海市)の藤間義孝さんが手掛けた商品を使う。「都内では10店舗ぐらいでしか食べられない」と田中さん。冷凍状態で仕入れた干物を、店内のスチームコンベクションオーブンで8分間温めて提供する。「ふっくらとした身に、しっかりした味わい。一度箸をつけると、皆さん黙々と食べている」とも。

 干物メニューは、「アジの開き」(500円)、「サバの塩干し」「サバのみりん干し」(以上、680円)、「イワシの塩干し」「イワシのみりん干し」「エビの塩干しとみりん干し」(以上、600円)をそろえる。4月の第5週からご飯とスープなどが付いた「夜の干物定食」(1,000円)も始めた。

 同店では、30種類の日本酒を気軽に飲んでもらおうと、日本酒の種類に関係なく、60ミリリットル(390円)、90ミリリットル(530円)、150ミリリットル(850円)、270ミリリットル(1,450円)の4段階で販売している。「いつも淡麗辛口を飲んでいる人でも、この機会にまろやかな日本酒を飲んでもらいたい」と田中さん。

 月商は200万円を見込む。今後、6月の各週末より開始予定のランチと、フードメニューの強化による客単価の引き上げで収益増を狙う。

 田中さんは「メインの来客層は30~50代の男女。これからも気軽に寄ってもらえるような店にしたい」と話す。

 営業時間は17時~翌2時(日曜は23時まで)。月曜定休。

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