世田谷ものづくり学校(世田谷区池尻2、TEL 03-5481-9011)で5月10日、「エシカルファッションカレッジ」が一日限定で開かれる。主催は、デニムブランド「Lee」を手掛けるリー・ジャパンとNPO法人「ACE」。
昨年のサミットでは、100名を超えるアパレル関係者の参加者が会場につめかけた。
エシカルファッションは、環境に優しいオーガニックコットン、リサイクルコットンなどが使われ、生産者に適正な賃金な支払われる生産ラインが整ったファッション商品を指す。開催日の5月10日は「コットンの日」。同イベントは、シンポジウムとして、2011年より毎年アパレル企業向けに開催されていたが、一般向けに開くのは今回が初めて。
一般向け開催のきっかけについて、「昨年シンポジウムに登壇したファッションジャーナリストの生駒芳子さんの『海外ではエシカルファッションが大学の学科にまでなっているほど浸透している』という発言を受けて、日本でも多くの人に知ってもらう機会をつくりたかったから」と同NPO代表の岩附由香さん。
当日は、複数の授業が同時進行で行い、参加者が興味に合わせて参加できるようにする。授業は「講義」、実際に手を動かす「実習」、ファッションショーや映画で見て感じる「視聴覚」の3つのジャンルで、全24講座を開く。日中には、同施設の廊下も使ってエシカルファッションも予定。
「今回のカレッジを通じて、自分がおしゃれになることと同時に、『関わる人みんなが幸せになる地球のちょっといい未来』も考えてみるきっかけになれば。一日限りの学校にぜひ入学してください」と来場を呼び掛ける。
開催時間は10時~18時。入場無料。ワークショップは、500円~。講義の定員は20人。スケジュールなどの詳細はホームページで確認できる。