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「ワークサポートせたがや」開設3周年 包括的な就労サービス強化で利用者増

取材に応じてくれた、世田谷区産業振興公社産業振興課おしごと支援係係長・小野哲也さん(左)、同公社常務理事・安藤良徳さん

取材に応じてくれた、世田谷区産業振興公社産業振興課おしごと支援係係長・小野哲也さん(左)、同公社常務理事・安藤良徳さん

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 三軒茶屋就労支援センター(世田谷区太子堂2、TEL 03-3411-6604)に地域職業相談室「ワークサポートせたがや」が開設されて3年がたった。

落ち着いた空間で、包括的な就労サービスを受けられる

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 ワークサポートせたがやは「ハローワーク渋谷」の分室という位置付け。2016年7月のレイアウト変更に伴い、相談員を3人から5人、求人検索パソコンを7台から10台へ増やし、支援体制を強化している。

 ハローワーク全体の求人数は2017年1月現在、約110万件。そのほか、センター独自の求人枠(職業紹介)が約200件あり、介護・保育・建設関連職種が充実している。女性や若年者の就労支援にも力を入れている。

 1日当たりの来館者も増えている。2015年度は前年度比22%増の152人で、2016年度は現時点で157人。新規に来館する年齢層ではシニア層(55歳以上)の割合が増えており、2016年度は2016年11月時点で前年度比12%増となっている。

 同センターでは増加の理由について、アクセスの良さとワンストップサービスの提供を指摘する。担当者は「ハローワーク渋谷が渋谷駅から徒歩10分程度かかることに対して、当センターは2分程度。これまで渋谷へ足を運んでいた人たちが、三軒茶屋に足を運ぶようになった。『自宅の近くにできて便利になった』という声も多く頂いており、認知度も年々高まっている」と話す。

 「職業紹介のほか、社会保険労務士による労働相談や、心理カウンセラーによるメンタルケア相談、年間約120本の各種セミナーを開催しているため、センター内で就労に関する包括的なサービスを提供できている」とも。

 開所時間は9時~17時。土曜・日曜・祝日定休。

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