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三軒茶屋に焼きとん店 奇妙な屋号は、11日放送あの「ジブリ作品」から

自動車整備のメンテナンスガレージを改装した店舗

自動車整備のメンテナンスガレージを改装した店舗

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 三軒茶屋に焼きとん店「やきとん酒場 マルコのガレージ」(世田谷区太子堂2、TEL 03-6450-9420)がオープンして1カ月を迎えた。

人気のロフト席から見下ろした1階席

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 席数は、1階のテーブルとカウンターで30席、階段を上ったロフト席に17席。運営会社「ourselves」の斉藤洋二社長によると、ロフト席は「基本的に禁煙」で、ソファもあるため、女性や子ども連れに人気だという。月商は600万円を見込む。

 同店は、東京都文京区の「やきとん酒場 マルコ」に続く2店舗目となる。斉藤社長は2年前まで、三軒茶屋の大手居酒屋チェーンで店長を務めていた。三軒茶屋は「街の雰囲気、お客さんの層も好きだった」という。退職後、焼きとん店で半年間修業し独立した。

 現在店長を務めるのは、地元の駒澤大学グローバル・メディア・スタディーズ学部3年の古川幸佑さん。古川さんは大手居酒屋チェーン時代の斉藤社長の部下だった。斉藤さんが独立後、古川さんに声を掛け、2015年から働き始めた。古川さんの仕事熱心さに引かれた斉藤さんは「彼ならいい店長になる」と感じ、同店を古川さんに任せたという。

 一風変わった屋号の「マルコ」は、斉藤さんが大好きなスタジオジブリのアニメ作品「紅の豚」の主人公「マルコ・パゴット」から。「カタカナを使った焼きとん屋も面白いかなと思った」。「ガレージ」は、「元の物件が、自動車整備のメンテナンスガレージだったから」と斉藤さん。壁は当時のものを使っているという。

 同店の人気は、やきとんメニューでは定番のハラミ、カシラなど。そのほか「煮汁を毎日継ぎ足して作るモツ煮込みや、特製ダレがのるポテトサラダもよく出る」。

 斉藤さんは三軒茶屋での1カ月を振り返って、「予想以上に『三茶っぽい』お客さんに来ていただいている」。年齢を感じさせない、個性豊かなメンツがそろうという。

 同社の今後について、「やりたいと思える業態、物件、人など、わくわくできるものがあれば常にチャレンジしていく」と力を込める。

 営業時間は17時~24時(土曜・日曜・祝日は15時~)。

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