三軒茶屋経済新聞

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三軒茶屋に和食「島田洋服店」 変わった店名に先代への思い込め

店舗の外観

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 三軒茶屋に「和食 島田洋服店」(世田谷区太子堂4、TEL 03-3413-6336)がオープンして1カ月がたった。

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 1933(昭和8)年、注文紳士服の店として創業した「島田洋服店」。約80年間、三軒茶屋でハンドメードにこだわった紳士服を作り続けたが、2代目店主の引退により2014年に閉店した。

 2年の時を経て今年9月16日、当時の店主の婿・島田歩さんが和食店を開き、洋服店の名を継いだ。「人とのつながりを大切にしながら喜んでもらえる店を作りたい」という島田さん。「作るものは変わっても、2代にわたり受け継がれた『手仕事への思い』は変わらない」と話す。

 提供する食事は、毎朝島田さんが築地に足を運んで選ぶという食材を使い、手間を惜しまず丁寧に作ることを心掛ける。メニューはコース料理のみで、旬の食材を取り入れた「おまかせ会席コース」(7~8品=5,000円)をベースに、季節に合わせたオプショナルメニューを用意する。この時季のお薦めは「マツタケの土瓶蒸し」や「マツタケご飯」など。「心と体が満たされるような料理」(島田さん)を提供するという。

 ドリンクは、利き酒師でもある島田さんが全国から選んだ地酒(グラス=500円~)をはじめ、焼酎やワインなどをそろえる。アルコールが飲めない人に向けに緑茶も用意する。

 看板のロゴマークはミシンをモチーフにしたもの。洋服店時代のデザインを基に、箸に墨を付けてなぞって描かれたという。洋服店のシンボルであるミシンと和食店の箸を融合させることにより「先代、先々代への尊敬の意と、洋服店から和食店へと引き継がれた思いを込めた」と島田さん。

 席数はカウンター6席と、4人利用できるテーブル1卓で計10席。落ち着いた雰囲気で、貸し切りにも対応する。

 島田さんは「一人での営業なので時間を頂くこともあるかもしれないが、ゆったりのんびりと、おいしい時間を過ごしてほしい」と来店を呼び掛ける。

 営業時間は17時30分~22時。日曜・月曜定休。

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