カフェ「ロングウイークエンド」(世田谷区太子堂4)が9月30日、三軒茶屋にオープンした。
店主は10年以上飲食業に携わり、バリスタやロースターとしてのキャリアを持つ田原亮さん。妻の奈緒さんはグロサリーストアやベーカリーでの勤務経験があり、夫婦でオーストラリア・メルボルンに2年半滞在。帰国後に「街中のローカルカフェの素晴らしさ、重要性を日本でも広めたい」と同店を開いた。
通りに面した2面の大きな窓が特徴。店内には8席とスタンディングカウンター、店外には4席を設ける。ドリンクと焼き菓子を提供するほか、コーヒー豆や国内外でセレクトしたグロサリーの販売も行う。
メニューは、「エスプレッソの濃厚さとミルクの滑らかさが楽しめる」というオーストラリア由来の「フラットホワイト」(550円)、現地でレシピを教わったというシンプルな材料で作る「自家製バナナブレッド」(450円)など。近く、モーニングメニューとして自家製グラノーラやトースト、サンドイッチなどの提供も始める予定。
店内にはアートやカルチャー雑誌などを飾り、オリジナルのプレーリストで音楽を流す。奈緒さんは「これまでに培ってきた交友関係を生かし、コーヒーロースター、菓子職人、小規模の生産者の商品を、これほど多く取り扱うことができる店はなかなかないと自負している。時間帯や季節に合わせて、コミュニケーションが生まれる場にもしていきたい」と話す。
営業時間は9時~18時。