「お魚ダイニングZUYA(ズヤ)」(世田谷区太子堂1)が三軒茶屋の国道246号線沿いにオープンして、2月28日で1カ月がたった。
店主の山川和也さんは、海鮮和食の居酒屋や串焼き店などの飲食店で10年以上の経験を経て開業。出店は都心ではなく、「地域の人々に愛されるような場所」を探していたところ、条件に合う物件が見つかったのが三軒茶屋だったという。
「米屋の息子として生まれ、代々続いた家業は昨年閉業したが、形は違うものの商売人としての血を引き継いで開業した」と山川さん。店名の「ZUYA」は、山川さんの名前から「KA」を抜いたもの。未完成であること、これから成長していくことを表現しているという。
店内はカウンター10席と4人がけテーブル2卓。1人でも気軽に立ち寄れるようにした。主力メニューは、「三茶で一番」と自負する刺し身(5点盛り、1人前1,380円)。「魚の捕れた時期、大きさ、種類などによって、寝かせたり熟成させたりして、その魚を最も良い方法で提供することを心がけている」という。「カニクリームコロッケ」「ブリ大根」(以上490円)などもそろえる。
山川さんは「開店から1カ月。同じ業界の仲間や地域の人々に支えられながら、さまざまなシーンで利用いただいている。エプロンを身に着けて接客する通り、和食というジャンルにとらわれず、今後もさまざまな料理を提供していきたい」と話す。
営業時間は17時30分~24時(日曜・祝日は17時~23時)。