池尻の「創作とんかつGOEN(ゴエン)」(世田谷区池尻1)が祐天寺から移転して、3月5日で2カ月がたつ。
店主の横瀬純也さんは、「自身の理想の店を多くの方に楽しんでもらい、飲食を通して人に幸せを与えたい」という思いから2023年に独立した。「飲食業のやりがいや魅力を発揮できるビジネスモデルを確立し、働く人も幸せになれる形をつくり、広めることを目指している」という。
店のコンセプトは「幸せで楽しいランチタイムの提供」。「コロナ禍で外食産業に対する考え方や価値観が大きく変わり、物価高騰による値上げもある中、おいしいものを出すのは大前提とした上で、来てくれた方の時間をいかに充実させられるかを考えている」と話す。
店内は4人がけテーブル3卓とカウンター5席を設け、ペット連れの入店も可能。静岡県産ルイビ豚を使った「ルイビ豚極上ロースかつ膳」(2,420円)は「融点が非常に低く、脂のとろけるうまみを味わえる」という。「ルイビ豚特上ひれかつ膳」(2,640円)は厚切りで提供する。
とんかつは素材の味を生かす細かめのパン粉を使って低温・高温で2度揚げし、手作りソースは数種類の野菜や果物、調味料を使用。米は宮崎県産ササニシキ米を土鍋で炊き、みそ汁は毎日一番だしを取っている。他にもとんかつや海鮮のフライのアレンジなど創作メニューも多数用意する。
横瀬さんは「皆さまに幸せな時間を過ごしてもらうため、日々試行錯誤しながら営業している。さまざまな要望に応えていきたいので、気軽に話しかけてもらえれば」と呼びかける。
営業時間は11時~15時。