三軒茶屋のだし専門店「雅結寿(みやびゆいのじゅ)」(世田谷区下馬1)が現在、春期限定で「さくらのおだし」を販売している。
「日本のだし文化を新たな視点で捉え、料理の一部ではなく飲み物としてのだしを追求」し、自然由来の素材を使った商品の開発・販売を手がける同店。「春の訪れを祝い、日本の美しい風物詩である桜」がテーマの同商品は、付属のフィルターでドリップしただしに桜の塩漬けを加えた「飲むおだし」。かつおの荒節と北海道産昆布をブレンドした「芳醇な香りと雑味のないクリアな味わい」というだしで、「ほのかに桜が香り、春を感じさせる繊細かつ豊かな味わいに仕上げた」という。
同店を経営するボニートジャパンの阿部恵里子社長は「デジタル時代の喧騒(けんそう)の中、五感を通じて食事を味わうことは、心と体の調和を整え充実感を得ることにつながる。だしに桜を浮かべて季節の移ろいや日本文化の奥深さを感じてもらいたい。この商品が日々を彩る一杯となれば」と話す。
「極み荒節」5袋、桜の塩漬け10グラム、フィルター5枚入りで、価格は1,200円。三宿本店とECサイトで扱う。終売は4月上旬~中旬だが、なくなり次第終了。