太子堂中央商店街の居酒屋「ちるとSake」(世田谷区太子堂2)がオープンして、6月6日で3周年を迎えた。
店主の小池一翔(いつか)さんは、茶沢通りにある居酒屋「すこぶる」(太子堂4)の立ち上げメンバーで、7年を経て独立。父親も三軒茶屋でイタリアン「ヨーロッパ食堂」「ミカヅキ堂」などの飲食店を営んでいるが、小池さんの方が先に飲食業界にも三軒茶屋にも進出したという。
店名の「ちる」には「チルアウト」の意味を込め、「誰でも気軽にリラックスできる雰囲気づくり」をコンセプトにしている。メニューは、和・洋・中のジャンルを問わず50種類以上を提供。酒はビールをはじめ、日本酒と焼酎をそれぞれ10種類以上そろえるほか、ワインやメニューにない酒も用意しており、「誰がいつ来てもくつろげて、何回来ても飽きさせないよう心がけている」と話す。
店内は、8メートルの長いカウンターが特徴。「必ずカウンターがある店でやりたかった。気軽にスタッフとの会話も楽しんでほしい」と言う。4人がけのテーブル席2卓と立ち飲み席も設置。木を基調とした落ち着いた雰囲気の内装で、その時に合う音楽を流す。
小池さんは「三軒茶屋は温かくて優しい街。10年前と比べると若者が増えてきた印象があり、今後が楽しみ。3年前はコロナ禍のスタートだったが、仲間のおかげで辛さも感じずあっという間だった。この場所に腰を据えて、長く愛される店をやっていきたい」と話す。
営業時間は17時~24時(土曜は16時~、日曜は16時~23時)。