昭和女子大学(世田谷区太子堂1)の学生とカルビーが共創した新商品「ポテトチップス とりしお味」の発表会が8月8日、オンラインで行われた。
カルビーは、企業や自治体との連携を多数推進している昭和女子大学をパートナーに、共創プロジェクト「アイデアをカタチにプロジェクト」を立ち上げ、第1弾として2023年3月に「シンポテト 噂のハニーチキン味」を発売。第2弾として「ポテトチップス とりしお味」を発売する。
プロジェクトには、12人の学生が参加。月1回ずつ合わせて12回のワークショップを行い、味付けやネーミング、パッケージデザイン、PRの方法などを学生主体で考えた。
30~40代の女性をターゲットとしたポテトチップスの開発に向け、参加学生はコンセプトを「家族団らん」に設定。フレーバーは子どもの頃の親の手料理に着目し、「鶏がら味」に決定。フレーバー名は、従来のポテトチップスには珍しい中華ジャンルの「鶏がらスープ」に「しお味」を組み合わせた「とりしお味」とした。「ほっとする、懐かしい味」「優しい中華スープの味」をイメージし、隠し味にコショウとショウガを加えた。
学生の一人で山本千夏さんは「カルビー社員とのワークショップで、商品の開発過程やデザインなど多くのことが学べた。ワークショップに向けて、学年が異なるチームメンバーとプレゼンテーションの準備をするのも楽しかった。資料の作り方や話し方なども勉強になった。パッケージ撮影への参加も貴重な経験となった」と振り返る。
同じく舟田千彬さんは「ペルソナ設計のために約100件のアンケート回答を集めるのが大変だったが、チーム全員がより良いアイデアを出し合うことができた」と話す。
8月12日から全国で発売。来年2月上旬に終売予定。