「松陰神社参道商店街 秋まつり」が10月27日、松陰神社通り、松陰神社境内、若林公園、世田谷四丁目公園で開催される。
同イベントは今年で2回目。1992(平成4)年から2019年まで28回開催した「幕末維新祭り」が新型コロナウイルスの影響で終了し、昨年から「秋まつり」に生まれ変わった。
同神社は、幕末の教育者で思想家の吉田松陰を祭る。イベントのテーマは、「吉田松陰への尊崇と、ふるさと世田谷への愛着を醸成し、地域の人と共に街の発展を目指すこと」。吉田松陰が黒船密航を試みた伊豆下田の物産展を開くほか、屋台や模擬店も出店。みこし渡御は5年ぶりに行う。幕末歴史講演会、松陰神社境内ガイドツアー、地元のプロドラマー・堀越彰さんとピアニスト・三船優子さんのライブ、自転車紙芝居、ミニステージ、スタンプラリーも用意する。
当日は、深沢高等学校の和太鼓演奏や「世田谷笑in若林」のよさこい鳴子踊り、若林稲荷囃子の会のおはやしを境内で披露。松陰神社通りでは、「奇兵隊&維新の志士」の練り歩き、若林小学校の鼓笛隊演奏、和光青年会のエイサー、三茶連の阿波踊りも行う。
松陰神社通り松栄会商店街振興組合理事長の佐藤勝さんは「イベントを通じて地域の皆さんと地域で活動する団体とのコミュニケーションを促進し、多くの人に商店街のことを知ってもらえる機会になれば」と期待を寄せる。
開催時間は11時30分~18時(松陰神社境内は16時まで)。入場無料。