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三軒茶屋を舞台にした小説「三軒茶屋星座館」の続編が発売-ギリシャ神話をモチーフに

実在するキャロットタワー裏手にある踏切スポットをモチーフにした表紙イラスト

実在するキャロットタワー裏手にある踏切スポットをモチーフにした表紙イラスト

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 三軒茶屋のプラネタリウム兼バーを題材にした小説「三軒茶屋星座館」の続編、「夏のキグナス 三軒茶屋星座館」が、講談社より8月27日に発売された。著者の柴崎竜人さんは、2004年に「シャンペイン・キャデラック」で第11回三田文学新人賞を受賞した気鋭の作家だ。

現在、TSUTAYA三軒茶屋店では、同小説が大々的に展開されている。

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 前作の発売は、昨年12月。およそ8カ月で販売となった経緯について「第一巻の執筆時より、シリーズでの構成を念頭に置いていた。でもここまですぐに発売になると思っていなかった。発売後、三軒茶屋エリアを中心に想像を越える反響があったことから、早く続きが書きたいと一層強く思うようになった」と著者の柴崎竜人さん。

 前作は三軒茶屋TSUTAYAで「文芸部門売り上げ 5週連続1位」、文教堂三軒茶屋店で「書籍部門売り上げ 10週連続1位」を記録していた。

 前作同様、舞台は、三軒茶屋の裏路地にひっそりとたたずむプラネタリウム兼バー。今作では、客に星座の講釈を聞かせる店主・和真のもとに、やってきた美少女・月子を連れて10年ぶりに帰ってきた弟・創馬3人を始めたとした主要キャラクターたちの過去が明らかにされていく。

 「各章のタイトルが星座となっており、ギリシャ神話の「超訳」が和馬の口から語られるオムニバス形式となっているので、『夏の星座の話だけ読みたい』『自分の誕生星座の神話だけ知りたい』という人も、手にとってもらえたら嬉しい」と話す。

  また「物語の舞台になっている三軒茶屋の街も、1巻よりも一層ディープな場所が出てきます。三軒茶屋経済新聞の読者のみなさんなら、『お、あそこか!』とニヤリと笑っていただけるのではないでしょうか」とも。

 価格は税抜き1,300円。

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