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437年の歴史を持つ冬の風物詩「世田谷・ボロ市」、今日から開催

行列が絶えないことで話題のボロ市名物「代官餅」

行列が絶えないことで話題のボロ市名物「代官餅」

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 世田谷・ボロ市通り周辺で1月15日、恒例の「世田谷ボロ市」が始まった。主催はせたがやボロ市保存会。

平日にも関わらず多くの人でにぎわう(2014年12月の模様)

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 437年の歴史を持つ同市は、1578(天正6)年に小田原城城主、北条氏政が世田谷宿に楽市を開いたのが始まりとされている。明治になって着物のつぎや、わらじの補強のためのボロが盛んに売買されるようになったため「ボロ市」の名で呼ばれるようになった。

 現在では骨董(こっとう)品、古道具、日用雑貨、玩具、衣料品、植木類などの約700点以上の露店が、歩行者天国となった通りに所狭しと並び、各日約20万人以上の人出でにぎわう。東京都の無形民俗文化財に指定されている「世田谷代官屋敷」を中心とした、世田谷1丁目の通称「ボロ市通り」と、その周辺で開催される。

 毎年1月15日・16日と12月15日・16日の計4回行われる同市。昨年12月の開催時には、行列が絶えないことで話題のボロ市名物「代官餅」の列が平日にもかかわらず300人以上にも及んだ。例年、その場で餅米を蒸してつく人気の餅を手に入れようと、9時からの販売に先駆けて7時くらいから10人以上の列ができるという。

 1975(昭和50)年に発売され、いまやボロ市には欠かせない名物となっている「代官餅」は、あんこ・きなこ・からみの3種(大=各600円・小=各400円)を販売する。

 開催時間は9時~20時。16日まで。

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