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三軒茶屋で建築家・坂茂さん企画展 「建築と災害支援」テーマに

企画展では「「簡易間仕切りシステム」を使い写真などを展示する。

企画展では「「簡易間仕切りシステム」を使い写真などを展示する。

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 三軒茶屋・キャロットタワー(世田谷区太子堂4)3・4階で建築家・坂茂さんの企画展展覧会「坂 茂-紙の建築と災害支援」が開催されている。

ニュージーランドにある「紙の大聖堂」

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 坂さんは再生紙でできた「紙管」を利用した建築などで知られ、世界各地で数多くのプロジェクトに携わる建築家。同展では活動の一端を紹介し、地域コミュニティーの在り方を考える。

 坂さんは「紙管」のほかにも、身近な材料を使った独自の構造・工法の建物を建築。これまでに「紙の家」や「ハノーバー国際博覧会日本館」など、個人住宅から公共施設まで幅広く手掛けている。災害支援活動も続け、阪神淡路大震災では「紙管」を使った「紙の教会」や、被災者のための仮設住宅「紙のログハウス」を造り、東日本大震災では、避難所の環境を改善する「避難所用簡易間仕切りシステム」を考案。地震で大聖堂が崩壊したニュージーランド・クライストチャーチでは「紙の大聖堂」を設計するなど世界各地で活動を行っている。

 会場では、坂さんの活動を、写真や建築模型などで紹介するほか、近年頻発する自然災害の中で人々の「住まい」がいかにあるべきかを、ワークショップなどを通じて伝える。

 開催時間は11時~19時。入場無料。12月20日まで。

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