「三軒茶屋ふれあい広場」(世田谷区太子堂2)で5月29日、体験型防災フェア「太子堂のまちを知ろう」が行われる。
今回が3回目の同イベント。三軒茶屋銀座商店街振興組合が主催し、世田谷区が後援、区内の消防署や警察署、商店街などが協力。「大規模災害が起こった時、住んでいる町はどうなるのか」をテーマにさまざまな企画が催される。
会場には、災害時の区の取り組みや防災・避難所マップなどを展示。特殊車両や緊急車両などを近くで見ることができ、14時からは消防による大規模演習訓練を実施する。
体験コーナーでは「かまどベンチ」を使った炊き出しを実演。火災時の煙を再現した「けむりハウス」や、地震の震度が体感できる「なまず号」、ダミー人形を使ったAED体験、消火訓練などもある。専門家による防災・災害関連の講演会も開催予定。
当日は、警視庁のマスコットキャラクター「ピーポくん」や東京消防庁のマスコット「キュータ」、世田谷区商店街連合会の「ガーヤン」などが来場し、撮影会も行われる。
同組合担当者は「太子堂エリアは区内でも、木造家屋が密集し道路が入り込む、災害時に危険度の高い地域。自分や自分の住む町は自分たちで守る自助・共助の精神を感じることで、『地域力』を高めてもらいたい」と話す。
開催時間は12時~17時。雨天時は規模を縮小して開催。