三軒茶屋の「ふろむあーす・カフェオハナ」（世田谷区三軒茶屋1、TEL 03-5433-8787）で2月26日、今年10月に韓国で開催予定の「生物多様性条約 第12回締約国会議（以下、COP12）」へ向けて独自の提言文書をまとめるイベント「環境NGOいきものカフェ」が開かれる。

　環境NGOいきものカフェは2010年より、環境問題に関するテーマの話し合いの場として「いきものカフェ」を全国各地で開いてきた。現在も名古屋・東京・佐賀・鎌倉などの各地域で環境問題に関する市民間の情報交換や交流が行われている。その中でも、フェアトレード・オーガニック食品の販売や、有機野菜を使ったベジフードの提供を行う「ふろむあーす・カフェオハナ」は「いきものカフェ」の活動の中心地としての役割を担ってきた。

　今回のイベント「COP12に日本からの声を届けよう～カフェから国際会議への直通メッセージ～」では、生物多様性の保全と持続可能な利用を主な目的とするCOP12の韓国開催に向けた提言文書を作成するため、参加者は意見を交換し合う。

　ナビゲーターは、高尾山の自然を守る環境NGO「虔十の会」代表の坂田昌子さんと、手仕事や自家発電をテーマとするイベント・ワークショップを行う「冨貴工房」代表の冨田貴史さん。

　「生物多様性のホットスポットである日本の豊かな自然は急速に失われつつある。日本の現状やビジョンを伝えるために、いきものカフェ参加者の皆さんと一緒に世界へ向けて日本からの声を紡いでいきたい。開催地が隣の国・韓国なので、連帯して実現できることがないかも探っていければ」と同店藤田店長は参加を呼び掛ける。

　開催は19時から。会費1,000円＋ワンオーダー。申し込みは同店ホームページで受け付けている。