三軒茶屋のフランス菓子店「パティスリー・オクトーブル(PATISSERIE OCTOBRE)」(世田谷区太子堂3、TEL 03-3421-7979)が4月、開店1周年を迎えた。
店主・パティシエの神田智興さんは日本でフランス菓子の基礎を学んだ後、仏パリの老舗「ジェラール・ミュロ」や「ピエール・エルメ」など多くの店で経験を積んだ経歴を持つ。
同店は、伝統的なフランス菓子をベースに「クロワッサン」(180円)などのパン類やチョコレート・焼き菓子なども販売。ショートケーキや「太子堂プリン」(350円)などの定番商品もそろえており、平日は主婦などの女性客が訪れる。神田さんの「一押し」は「シューパリジェンヌ(シュークリーム)」(230円)、「グランパレ(チョコレートケーキ)」(480円)など。
三軒茶屋に開店した理由について、神田さんは「ケーキ屋で働き始めたころから、生まれ育った愛着のある太子堂で開きたいと思っていた。この地で鉄工所を営んでいた父親の引退を機にということもあった」と話す。1周年については、「ただただ、皆さんに感謝。地域密着をコンセプトに、街の行事にも何らかの形で参加できれば」とも。
今後は、地域住民たちの新たなコミュニケーションの場の一つとして、店内に椅子とテーブルを置きイートインスペースを設ける予定だ。
営業時間は10時~19時。火曜定休。