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三軒茶屋の三角地帯に松阪鶏焼き肉店 「ラヂオ焼き」系列店

店主の村田由美さんと、鈴木ひかりさん

店主の村田由美さんと、鈴木ひかりさん

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 三軒茶屋の三角地帯に「松阪鶏焼肉 ラヂオ食堂」(世田谷区三軒茶屋2、TEL 03-5779-3868)がオープンして2カ月がたった。

秘伝のタレを絡めた「鶏焼き肉」

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 同店は、同じ三角地帯に10年店を構える「ラヂオ焼き」の系列店。店主の村田由美さんが数年前、三重県松阪市のローカルフード「松阪鶏焼き肉」の味に魅せられたことがきっかけで9月23日にオープンした。席数は1階と2階を合わせて20席。

 松阪鶏焼き肉が誕生したのは昭和40年代後半。松阪市には鶏を飼育していた農家が多く、「卵を産み終えた廃鶏を処分するのはもったいない」と、みそダレを絡めて網焼きで食べるようになったことがきっかけで生まれた。

 「松阪は牛が有名だが高価なため、庶民は昔から鶏を食べていると聞いた。初めて食べたとき、そのおいしさに一口でほれ込んだ」と村田さん。

 同店では5種類の国産生鶏肉を用意し、「秘伝のタレ」に絡めて提供。客が席で網焼きにして楽しむ。客の中には「松阪に帰れないと食べられない味。東京で食べることができてうれしい」と故郷を懐かしむ客や、「タレを飲みたい」という客もいるという。

 メニューは、「若どり」「親どり」「砂ぎも」「とりきも」「とり皮」(以上490円)や、「鶏肉3種盛り合わせ」(1,390円)のほか、「とりみそ鍋」(490円)、「鶏のからあげ」(580円)など。ドリンクは同じ三重県にちなみ、伊勢神宮に奉納されることで有名な日本酒「宮の雪」(700円)や、「キンミヤ焼酎」を使ったサワーやハイボールをそろえる。「ラヂオ焼き」の出前にも対応。

 営業時間は17時~24時。水曜定休。

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