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池尻大橋のベジカフェ「Umui」が3周年-国産・無農薬にこだわり

2人の子供の子育てをしながら店を営む佐藤恵美子さん

2人の子供の子育てをしながら店を営む佐藤恵美子さん

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 池尻大橋駅のごはんカフェ「Umui(ウムイ)」(世田谷区池尻3、TEL 080-4208-5525)が4月で3周年を迎えた。

6~7種の総菜、玄米ごはん、みそ汁の付いた「やさいのさら」(1,000円)

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 国産、無農薬、天然醸造のものにこだわる同店は業者からの仕入れは行わず、川崎や狛江の野菜直売所などへ店主・佐藤恵美子さん自ら足を運ぶ。自らが納得して仕入れた食材だけを料理に使用。「農家の方の『思い』を集約してお皿に込めている。『Umui』の由来は沖縄の言葉で『思い』、それを食べて感じていただけたら」と佐藤さん。

 佐藤さんは、子どもが生まれたことや長引く自身の体調不良を機に生活を顧み、長い目で改善できるものとして「食」に着目し、生産者の顔が見える野菜を扱う店の起業を決意した。「こしらえる会」と題したみそ作りワークショップを開くなど調味料まで手作り。添加物・化学物質・スーパーで買える食材は一切使わない。

 「体のことを気遣う忙しい都会の人のために作った」というメニューは、総菜6~7種に玄米、みそ汁の付いた「やさいのさら」(1,000円)、動物性食材を使わないい「かれーのさら」(ドリンク付き1,000円)、ハーブ・豚もも肉、野菜を煮込んだ「ぽとふのさら」(同1,000円)など。「やさいのさら」には150円でドリンク、350円で肉または魚を付けることができる。ゴールデンウイークには、チキンにサテソースというカカオを使ったソースをかけた「いんどねしあのさら」も提供する。

 今後の展開について、「5月末でいったん店を閉めて家族で山形に移住し、地方の伝統料理や製法をきちんと学んで、いずれは東京へ戻る予定。数カ月に一度は料理教室などを都内で開いていく。キャパシティーを広げ、再び皆さんに『思い』を届けることができれば」と話す。

 営業時間は12時~22時。日曜定休。

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