池尻大橋の老舗クラブ「三宿Web（ウェブ）」（池尻3、TEL 03-3422-1405）が6月で開店20周年を迎えた。席数は24席、坪数は16坪と狭い空間ながらも、店内には印象的な光るカウンターが置かれ、アットホームな空間になっている。
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店名の「Web（ウェブ）」は、まだインターネットが普及していなかった頃、当時の社長が「クモの巣のように情報を張り巡らす」という意味合いをもつ「Web」という言葉を気に入り命名された。店長の長澤剛史さんは、渋谷の「CAVE」、「THE ROOM」でのバーチーフを経て同店に入店。1年後には店長、3年半後には現在のプロデューサー兼店長に至った。
開店当初について、「オープン直後の三宿ブームやクラブブームで勢いは付いたものの、渋谷などの繁華街から離れたマイナーな地であり、駅からも遠く『三宿』という立地は思っている以上に大変な場所だった。毎日イベントを行い、料金設定を下げるなど試行錯誤の繰り返しだった」と振り返る。
同店は、ドリンクのおいしい店としても知られ「ジントニック（700円）を飲んでいただければ、クオリティーの高さを実感していただけると思う」と話す。
長年にわたり同店が愛され続ける理由について、長澤さんは「やはりクラブとしては、ずばぬけたお酒のおいしさ、多くの芸能人やアーティストの人が近隣に住んでいたこと、そして店舗の狭さが逆に良かったのかもしれない」と話す。
20周年を記念し作られたアニバーサリーTシャツ（XS～XL 2,500円）は、普段着にできるようにとデザイン性を重視。ステッカー付きで店舗での販売も行う。また、６月中は「MISHUKU GOLDRUSH 20TH」としてさまざまなイベントを用意している。
今後について長澤さんは、「この20年間、『三宿Web』に関わった全ての人に本当に感謝している。よく20周年はまだまだ通過点だと言われるが、正直ひとつの到達点と考えている。これからも『Web』らしさを忘れずに、何事にも気後れすることなくガンガンやっていきたい」と力を込める。
開店時間は、23時～翌5時。営業日は、金曜・土曜・祝日前（不定期で月曜・木曜も営業）。イベント情報は、三宿WebのTwitterやFacebookで確認できる。
