三軒茶屋の古民家カフェ「RAIN ON THE ROOF(レイン・オン・ザ・ルーフ)」(世田谷区三軒茶屋2、TEL 03-3487-8811)で1月26日、小説朗読ライブ「第2回 世音堂(ぜのんどう)公演」が行われる。
同公演は「3枚のお題写真」を基に小説家が短編作品を競作する「写真大喜利」。小説家には、「お題写真3枚全てを使って物語を創作すること」「ボリュームは4000字(原稿用紙10枚)以内」「最後の一行をタイトルにすること」の3つがルールとして課せられる。
2011年に開かれた第1回公演では、小説家3人が競作した作品を篠原ともえさん、木下ほうかさん、宮本一粋さんらが朗読。チケットは即日完売するほど人気を集めた。
今回の公演では、ミュージシャンの一青窈さん、プラネタリウム・クリエーターの大平貴之さん、映画監督の瀬田なつきさんという各界で活躍するアーティストが一枚ずつ「お題」となる写真を提供。
執筆したのは、第1回公演にも参加した狗飼恭子さん、藤谷文子さん、柴崎竜人さんの3人に、岸田戯曲賞候補にもなった劇団デス電所主宰の竹内佑さんを加えた4人。4作品を朗読するのはサヘル・ローズさん、小宮一葉さん、延増静美さん、森戸宏明さん。
17時からの回では、朗読後に朗読者による座談会が行われ、19時30分からの回では、朗読後に作家による座談会を予定。両公演とも、MCに中井美穂さんを迎える。
「(当日は)『どうやって、このお題からこの小説をつくったか?』という作家による楽屋話も聞ける、他にはないイベントだと思うので足を運んでいただけたら」と「世音堂」主宰の柴崎竜人さん。
公演開催に合わせて、世音堂編集誌「せかいのカラ 第2号」(800円)も出版。朗読4作品に加え、新たに3人の若手作家が同じルールで執筆した作品を掲載する。来場者には無料で配布予定。
入場料は一般2,800円(別途1ドリンク制)。チケットはプレイガイドで取り扱っている。