三軒茶屋に12月1日、立ち食いジンギスカン店「はや川」（世田谷区太子堂4、TEL 03-6450-9293）がオープンした。

肉は炭火で焼き上げる

　リーズナブルな価格で上質な肉を提供するため、あえて「立ち食い」を採用した同店。店主の早川寿光さんは理由について、「肉などにこだわるとどうしても高くなってしまう。汚くてもお客さまに喜んで帰ってもらいたい」と話す。

　早川さんは、八王子でラーメン店も経営。今回、ジンギスカンをメーンにしたのは、健康面を考えてという。自身の体重が120キロあったとき、ダイエット中に食べていたのが羊の肉で、1年間で45キロの減量に成功。そのとき「羊の肉はほかの肉よりも健康にいい」と気付いたという。

　早川さんは「減量中などにどうしても肉を食べたくなる人に羊の肉はおすすめ。ただ、どの店も値段が高かったので、なるべく安く提供できる店を作ろうと思った」と話す。

　メニューは「生ラム」「マトン」「ラムレバー」「マトンたたき」（以上500円）、「ラムソーセージ」（300円）、「生ラムスペアリブ」（380円）、「ラムタン」（600円）などを用意。羊以外にも「A5の国産和牛」（300円）、「おにぎり」（100円）、「野菜盛り」（250円）などもそろえる。

　ドリンクは各種アルコールがあり、「生ビール」（350円）は最初の1杯を100円で。ホッピーは「外」（300円）と3杯分の「中」（300円）で提供する。

　料理長を務める奥田亮太さんは以前、都内の京懐石で腕を振るっていた料理人。肉の質はもちろん、能登半島・珠洲の塩を使うなど調味料にもこだわる。

　早川さんは「今後このような業態で店舗を増やしていく予定。新メニューも日夜研究しているのでお楽しみに」と話す。

　営業時間は12時～翌0時。18時～21時は予約制で、専用電話（TEL 050-5799-7764）で受け付ける。水曜定休。