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池尻のMUTOH本社に「世界最大級」3D建築模型 パーツで人の動き再現

立体建築模型「中央区立京橋こども園」外観正面

立体建築模型「中央区立京橋こども園」外観正面

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 世田谷・池尻のMUTOHホールディングス本社(世田谷区池尻3、TEL 03-6758-7100)に現在、「中央区立京橋こども園」の立体建築模型作品が展示されている。

窓越しに見た4階の「保育室」

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 3D建築の単体模型としては「世界最大級」という同模型。制作は清水建設(中央区)。京橋こども園は、清水建設が設計・施工した。同園は地上5階(地下1階)、敷地面積941平方メートル、延べ床面積2,651平方メートルの児童保育施設。

 模型は、清水建設が「東京デザインウィーク2015 インタラクティブ建築模型展」のために制作。こども園を40分の1スケールで再現し、横幅940ミリ、奥行き670ミリ、高さ600ミリ、総重量100キロ。35以上あるパーツはすべて3Dプリンターで作り、石膏(せっこう)プリンターで表現できる限界に挑戦したという。

 MUTOHホールディングス傘下で、3Dプリンターの開発・販売を手掛ける武藤工業が、模型の3Dプリンター出力に協力したことをきっかけに展示を企画したという。

 清水建設の担当者は「40分の1というスケールは、建物全体を模型制作するには非常に冒険的な大きさ。3Dプリンターの造形物は4パーツ程度の合体が限界とされるが、35パーツ以上を組み合わせ、建物だけでなく、家具や植物、人の動きを再現しようと心掛けた」と来場を呼び掛ける。

 公開時間は10時~17時(土曜・日曜・祝日・夏季休暇は除く)。観覧無料。9月28日まで。

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