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世田谷のスノードーム美術館で週末ワークショップ 2時間でオリジナル作品

ワークショップ参加者と作品

ワークショップ参加者と作品

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 「IID世田谷ものづくり学校」(世田谷区池尻2、TEL 03-5481-9011)内の「スノードーム美術館」(TEL 03-5433-0081)で7月の毎週末、スノードームを作るワークショップが開かれている。

国内外から集めたスノードーム

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 2004年のものづくり学校開校時、イラストレーターの故・安西水丸さんを初代名誉館長に迎え「世界唯一のスノードーム常設美術館」として開業した同館。今年法人化10年目を迎える。館内には、世界各国から集めたスノードーム約5000点を収蔵し、常時1500点を展示・販売する。

 広報担当の中村賢英さんは「販売用に海外から直接輸入したものやオリジナル商品をそろえ、国内外から寄贈された作品を展示する。オリジナルは協会が監修制作したオリジナルのモチーフを、世界一の技術と歴史を誇るオーストリアのスノードーム専業メーカー・PERZY(ペルツィ)社が仕上げるコラボレーション作品。アルプスの雪解け水を使い、『門外不出』とされるスノーパウダーが特徴」と話す。

 スノードーム制作のワークショップを定期的に開く同館。約2時間で世界に一つのオリジナル作品ができると好評で、海外からの参加者も多いという。使うのは協会オリジナルの「フォトドーム」で、球体部分の中央にある約1センチのスペースに装飾した台紙を入れる。ワークショップでは中に入れる台紙部分を作成。インストラクターの丸山めぐみさんによると、「男性の参加者も多く、さまざまな材料を使って動物や宇宙などの『世界観』をイメージして作る人が多い」という。

「リボンや立体的なシール、ビーズ、動物をモチーフにした小物など、講師は100種類以上の材料を用意しているので手ぶらで参加できる。初心者も簡単に作ることができるので興味があれば気軽に試してほしい」(丸山さん)

 台紙にパーテーションを重ねると奥行きや立体感が出たり、水の屈折によって設置場所ごとに見え方が変わったりするのもスノードーム制作の面白さ。どのように見えるかを工夫でき、夏休みの自由研究などにもお薦めという。8月は平日(月曜除く)もワークショップを開く予定。

 丸山さんは「スノードームは触れると、初めて手にした時や作った時の記憶がよみがえる。非日常的な水中のゆっくりした動きは、日頃忙しく過ごしている人にとってリフレッシュになるのでは」とも。

 開催時間は土曜・日曜・祝日の11時~・13時~。参加費は3,900円。同館の開館時間は11時~17時。月曜休館。入館無料。

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