池尻大橋に居酒屋「TAOLU'S (タオルーズ)池尻食堂」(目黒区大橋1、TEL 03-6416-9449)がオープンして2カ月を迎える。
席数は、カウンター5席とテーブル20席。店長の藤井隆介さんによると、屋号は「七輪や炭火を意味する『アジアの言葉』」だという。
ランチは、北海道米「ゆめぴりか」を使った具だくさんのおむすびと、岩手県の「みちのく清流鶏」を使った骨付き鶏の唐揚げを提供する。
ディナーは、京ことばでおかずを意味する「おばんざい」をメインとした居酒屋として営業する。夜のメニューは現在約40種類で、今後は季節ごとの鍋メニューを強化するという。「1人でも、大人数でも気軽に使える店にしたい」と藤井さん。
一押しメニューは、1日10人限定の「北海道産銀鮭の土鍋炊き込みごはん イクラ大量掛け」。注文から完成まで約40分かかるものの、「イクラが土鍋を覆うインパクトに、『待ったかいがあった』と言っていただけると思う」と自信を見せる。
池尻に店舗を構えた理由を、設立コンセプトの「『感度の高い東京人を刺激するお洒落居酒屋食堂』と合ったため」と藤井さんは話す。
同店のルーツは16年前、中央区の水天宮前駅近くに構えた焼き肉店にさかのぼる。その後、神宮前、目黒と店舗を移し、数年のブランクを経て、池尻大橋に今年10月5日、店舗を構えた。目黒店時代のメンバーが再結集した。料理長で、巧みな包丁さばきで「野菜アート」の第一人者としても知られる岩井満喜さんもその時からの付き合いだ。
開店からの2カ月を振り返って「池尻は人柄の温かい人が多い」と藤井さんは話す。新規客のリピート率が高く、中には週3回訪れる常連もいるという。ディナーは、仕事帰りに一杯飲んで帰る客が増え始めた。客層は「お店の近くに住んでいらっしゃる地元の方のほか、メディアや広告業界で働かれる方が多い」と藤井さん。有名女性ファッションモデルもお忍びで訪れるという。
藤井さんは今後の展開について、「タオルーズの屋号を使って、別の場所でおむすび専門店をオープンできたら」と話している。
営業時間は11時~17時、18時~23時(ラストオーダー)。火曜定休。