世田谷区役所本庁舎(世田谷区世田谷4)の整備工事中の仮囲いに現在、世田谷区の子どもら26人によるアート作品が展示されている。
テーマは「多様性」。本来ごみとなってしまうショッピングバッグを活用した、色とりどりの鳥の切り絵が並ぶ。
主催は世田谷発の持続的なビジネスやカルチャーを生み出していくプロジェクト「SETAGAYA PORT」。世田谷区の子どもたちが学びを通じてアート作品を共創するプロジェクト「ART WALL PROJECT」の取り組みとして仮囲いの活用と地域活性化を狙う。
同プロジェクトの担当者は、「さまざまな形や色の紙を見事に鳥に見立てていく子どもたちの姿に、大人たちは『小学生のクリエイティブ性に驚いた』『大人が作るよりも素敵で、まさに多様性を感じられるものができた』と口々に話していた」と振り返る。
「来年度以降、掲示されたアート作品は世田谷区の福祉作業所の方々の手によってプロダクトとして生まれ変わり、地域の方々に活用いただく予定」とも。
展示期間は4月末まで。