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ものづくり学校で復興支援を考えるイベント-先駆者からヒント学ぶ

ゲストの写真家、高橋宗正さんが参加した「思い出サルベージ」のプロジェクト。被災した写真を洗浄・複写し、持ち主に返す取り組みだ

ゲストの写真家、高橋宗正さんが参加した「思い出サルベージ」のプロジェクト。被災した写真を洗浄・複写し、持ち主に返す取り組みだ

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 自由大学は6月28日、世田谷ものづくり学校(世田谷区池尻2、TEL 03-5481-9011)で、「東北と東京-震災から3年、わかったこと-」を開催する。

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 東日本大震災の復興支援のプロジェクトに関わる高橋宗正さん、大内征さんが、自らの活動の経験を参加者に伝える同イベント。彼らの経験を知ることを通じて、参加者に復興支援や地域と関わる活動を始めるヒントを提供することを目的に行う。

 当日は復興支援に取り組むゲストの2人が、活動を通して分かったことを参加者にシェアする。高橋さんは被災した写真を洗浄・複写し、持ち主に返すプロジェクト「思い出サルベージ」や、世界各地で写真展を行い復興支援金を募る「LOST&FOUND PROJECT」に関わってきた。大内さんは「東北復興学」や「キャンプin仙台」など、地方と都市生活者をつなぐ活動に取り組んでいる。2人とも、3年以上活動を継続してきた経験を持つ先駆者だ。

 開催の経緯について「震災後、たくさんのプロジェクトが立ち上がった中で、うまくいかなかったものもあれば、継続しているものもある。2人が、3年間継続することができた理由は何なのか。3年という年月は、客観的に自らの活動を振り返り、社会に伝えることができる良い時期なのでは」と自由大学の小酒さん。「高橋さん、大内さんがそれぞれのやり方で地道に続けてきた今だからこそ語れることがあると考えた」とも。

 イベントを通して、復興支援に関わりたいと思いながらもきっかけをつかめずにいた人に、活動を始めるヒントを提供する。小酒さんは「2人の経験や思いは復興活動のみならず、働き方や生き方、あるいは地域活性や社会貢献など、さまざまな分野で生かせる普遍的なものがあると思う。2人の活動を特別なことと捉えずに、自分の日常の中で生かせるヒントを見つけていただけたら」と語る。

 開催時間は12時~14時。参加料は3,000円。申し込みはものづくり学校のホームページで受け付ける。

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