世田谷ものづくり学校(世田谷区池尻2、TEL 03-5481-9011)で7月19日~21日、世田谷中のカレーパンが集まる「世田谷カレーパンまつり」が開催される。主催は地域デザインユニットのツール・ド・デザイン(同)。
当日は15店舗以上の世田谷のパン店が出店し、30種類のカレーパンを販売する。「有名なパン屋さんが集まる世田谷のカレーパンは、どれも個性的でおいしいものばかり」と話すのは、同ユニット代表の佐藤昌栄さん。
参加店舗は、池尻の洋菓子店「ラ・テール」「ビストロ喜楽亭」(以上、池尻3)や、三宿に本工房がある「DEAN&DELUCA」や「ボネダンヌ」(以上、三宿1)、「シニフィアン・シニフィエ」(下馬2)など。
同イベントの「おすすめ」は、夏を意識した「ビールに合うカレーパン」のお題で各店舗が開発に取り組んだイベント限定のカレーパン。「中途半端なものは出さないこだわりを持ったシェフさんばかりなので、交渉が大変だった」と佐藤さん。普段はカレーパンを作っていない店舗も参加し、「ビストロ喜楽亭」や「ボネタンヌ」などが出品する予定。
当日は、世田谷中のカレーパンを集め販売する「カレーパン市」のほか、専門講師を呼んで学ぶ「カレーパン学」も開かれる。カレーやスパイスについて学ぶ「スパイス学」、カレーパンに合うビールやドリンクを考える「ビール学」など、さまざまなカリキュラムを用意する。試食も可能。
同イベントでは、まちづくり観光事業と就労支援にも取り組む。「働くことに悩む若者に新しいきっかけを与えたいと考え、当日の販売から告知のウェブサイト、冊子の記事の取材まで、若者就労支援センターの『せたがやサポステ』に通う若者に手伝ってもらっている。彼らの意気込みが、公式ガイドブックやウェブサイトから伝わってくるはず」と佐藤さん。
「カレーパン好きはもちろん、近所の方がふらっと来るのも大歓迎」と来場を呼び掛ける。
開催時間は19・20日は10時~18時、21日は10時~15時。7月19日は参加申し込みが必要で、一般公開は20日・21日。詳細はフェイスブックやホームページで確認できる。