世田谷・若林にラーメン店「麺通(めんつう) 若林店」(世田谷区若林3、TEL 03-3414-1123)がオープンして3カ月がたった。
同店は新代田に店舗を構える「麺通」の2号店。当初は屋台としてスタートしたが、店主の伊藤憲司さんは「さらなる店舗展開のために若林店をオープンさせた」と話す。
研究熱心な伊藤さんがこだわるのは麺。屋台時代、友人などに同じスープでさまざまな麺を試食してもらうと、ほとんどの人が「スープも変えた」と驚いたという。味に与える麺の影響を痛感し、その後、麺について日夜研究。新店には製麺機を導入した。
若林店は厨房(ちゅうぼう)を広く取っているのが特徴。同店を「麺通」の「セントラルキッチン」と位置付け、今後他店の麺やスープを作る計画。現在は業者に発注した特製麺で、製麺機による自家製麺はまだ「試作段階」という。
現在は小麦の配合、加水率などにこだわったオリジナル熟成麺(太麺)と細麺を用意。麺に合わせたスープは創業時から継ぎ足している、いわゆる呼び戻し式で、とんこつと鶏ガラをベースに作る。
メニューは熟成麺を使った「ラーメン(背油正油)」、細麺の「中華そば(清揚正油)」、「汁なしらーめん」(以上730円~)をメーンに、それぞれにオリジナル唐辛子などのトッピングを用意する。
伊藤さんは「目指したのは透明感がありながらコクもある食べ飽きない味。今後、店で麺を作るのでお楽しみに」と話す。
営業時間は11時30分~20時。水曜定休。