世田谷区立教育センター(世田谷区弦巻3)で3月19日、区内在住の中学・高校生による「ビブリオバトル」が開催される。
「ビブリオバトル」とは、2007年に京都大学で考案された「知的書評合戦」。選んだ書籍の魅力をいかに伝え、共感が得られるかを競う。
同企画は、発表者が面白いと思った本について5分ずつプレゼンし、参加者全員で2~3分のディスカッションを行った後、「どの本を一番読みたくなったか」を基準に投票。最も多くの票を集めたものを「チャンプ本」とするもので、世田谷区の図書館としては初の取り組みという。同区では先月より、区内在住の中学・高校生を対象に発表者を募集し、すでに5人が決定している。
主催する世田谷区立中央図書館の担当者は「初めての試みとなるので、一人でもたくさんの方に来場してほしい」と話す。
同日15時10分からは、翻訳家の金原瑞人さんの講演会も行われる。内容は「翻訳って、本当にだいじょうぶ? 翻訳物の本当の楽しみ方」。対象は小学校4年生以上、参加無料。
定員は先着120人で、3月17日までの事前申し込みが必要。区内各図書館窓口か、世田谷区ホームページでの電子申請、ファクスで申し込みを受け付けている。
開催時間は、ビブリオバトル=14時~15時、金原瑞人さん講演会=15時10分~16時。問い合わせは世田谷区立中央図書館(TEL 03-3429-1811)まで。