世田谷の松陰神社と松陰神社前商店街で10月21日から、「MOVING MUSIC~いしんでんしん6~」が行われる。22日・23日に開催される「萩・世田谷 幕末維新祭り」の関連イベント。
吉田松陰の命日(11月21日)を前に、松陰神社の例大祭の前後で開催される同祭。それに合わせて同イベントで地域活性を目指し、開催前日から近隣のカフェや施設でさまざまな催しを企画する。
企画者の山田久子さんは「幕末維新時代の吉田松陰と志士の足跡を想起し、山口県と世田谷区にゆかりのある方々と一緒にアクション『以心(維新)伝心』を発信したいとの思いで始めた」と話す。
21日は松陰神社前のカフェ「STUDY」(若林4、TEL 03-6804-0160)で、「雑苦葉乱(ざっくばらん)、一夜限りの問わず語り!」をテーマに山口県と世田谷の地元を語るトークショーを行う。ゲストは同県萩市を描く映画「八重子のハミング」のプロデューサー・野村展代さん、MCは世田谷出身の漫才師「敏感ファイル」。マイクを用意し、観客も参加できるようにする。
その後、劇団「せたがや創作紙芝居」が下関市を舞台とした怪談「みみなし芳一」、画家であり詩人の竹久夢二が世田谷に構えたアトリエ兼自宅を探る「夢二と少年山荘」の2作品を上演するほか、防府市出身の落語家・鈴々舎(れいれいしゃ)馬るこさんが落語を披露する。
22日・23日は、会場を「将棋囲碁倶楽部(くらぶ)」(若林4)に移し、演芸をメインに展開する。イチロー選手や小日向文世さん、水谷豊さんなどの著名人の物まねを得意とし、将棋に詳しいお笑い芸人・エンジェリック乱世さんが漫談を行う。
山口さんは「自身の故郷と向き合って、地元への思いを熱く切なくユーモラスに語り合うトークライブと演芸プログラムを楽しんでほしい」と話す。
開催時間は21日=18時30分~、22日・23日=14時、15時、16時。入場料は21日=1,000円(当日は1,500円)、22日=無料。