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三軒茶屋の「つけ汁で食べる」武蔵野うどん店がリニューアル ランチは大盛り無料に

一押しメニューの「肉ネギつけ汁うどん」

一押しメニューの「肉ネギつけ汁うどん」

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 三軒茶屋のうどん店「武蔵野うどん じんこ 三軒茶屋店」(世田谷区三軒茶屋2、TEL 03-3411-0588)が3月17日、リニューアルオープンした。運営は「ハイブリッジ」(世田谷区)。

店内でうどんを打つ、オーナーの神山正文さん

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 席数はカウンター7席、テーブル16席。全面喫煙可(カウンター席のみ11時30分~13時は禁煙)。2016年12月から諸事情で休店していたが、今年5月に開店6周年を迎えることを機に再始動を決めた。オーナー兼店長の神山正文さんは「新たな人材募集と店舗の改装で、3カ月かかってしまった。これまでのお客さまに迷惑を掛けてしまった」と話す。

 店舗の外観と内観のほか、厨房(ちゅうぼう)内のオペレーションも変更。スタッフも一新した。近くのオフィスビルで働く人たちの視界に入りやすくするため、入り口には縦横80センチのちょうちんを2つあしらった。

 屋号の「じんこ」は漢字で「神粉」と書く。神山さんの「神」と、うどんの原料となる小麦粉の「粉」から取った。「当初は『神粉』の屋号で開店を考えていたが、あまりにも神々し過ぎるので平仮名に変えた」と笑う。

 武蔵野うどんは埼玉県西部で古くから伝わる、つけ汁で食べるタイプのうどん。麺打ちは神山さん自ら店内で行っている。

 ランチは、うどんや天ぷらとのセットメニュー、女性限定ランチなどが売り。うどんメニューは10種類、つけ汁6種類をそろえる。麺の量は並=300グラム、中盛り=400グラム、大盛り=500グラム。ランチは一部を除き同料金で、ディナーは中盛り=100円増し、大盛り=200円増し。ディナーは酒にあうつまみを50種類用意し、居酒屋色を強める。

 主力メニューは、来店客の半数が注文するという「肉ネギつけ汁うどん」(700円)、「特製カレーうどん」(800円)、「熱々釜玉うどん」(700円)、「天ぷら3品盛」(600円、ランチ=300円)、うどんと天ぷら3品盛、かやく御飯から成る「得々セット」(1,300円、ランチ=1,000円)、「うどん生地のモチモチ水餃子(ギョーザ)」「武蔵野うどんのマカロニサラダ」(以上540円)など。

 一押しメニューは「肉ネギつけ汁うどん」。ゆでた豚肉や焼いた長ネギなどが具材として入っている。量は「リニューアル前と比べて2倍」。麺には、粉っぽさを防ぐために卵を練り込んだ。つけ汁はかつお節やさば節、昆布、シイタケ、あごだしでだしを取り、「かえし」は甘めに仕上げている。

 アルコールは地方の日本酒を15種類そろえ、1カ月に1回銘柄を替えている。価格は320円から。焼酎も15種類をそろえ、430円均一としている。

 今後の出店目標について、神山さんは「本年度は三軒茶屋店と四谷店、2店の経営に注力し、来年度には3店目を計画している。最終的には10店まで広げたい」と話す。

 現行で手掛けているうどんの通販事業や店舗への卸売りも今後、力を入れる。「香川の讃岐うどん、秋田の稲庭うどん、長崎の五島うどんの日本3大うどんと肩を並べるまでに認知度を上げていきたい」と意気込む。

 営業時間は、11時30分~15時(土曜と祝日は12時~)、17時~23時30分。水曜はランチのみ。日曜定休。

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