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池尻に「肉料理に強い」ライブバー 元公邸料理人がメニュー監修

店内では、プロミュージシャンによるステージが楽しめる

店内では、プロミュージシャンによるステージが楽しめる

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 池尻大橋にライブバー「音肉バル AGEHAS(アゲハス)」(世田谷区池尻3、TEL 03-3419-6914)がオープンして1カ月がたった。

看板メニューの「ハンバーグ」(写真は5人前)

 バンドの生演奏音楽と肉料理を提供する同店。「アメリカンレトロ」をイメージした店内に、カウンター席8席、テーブル席27席を置く。全面喫煙可(21時~)。21時以降は店内の照明を落とし、キャンドル型ライトでライティングを行う。客単価は4,000~5,000円。

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 オーナーのMARIさん、店長のQOO(クー)さんをはじめ、店で働くスタッフは全員が現役のミュージシャン。500円の席料を払うことで、1日に行われる3ステージ(19時30分、20時30分、22時)を楽しむことができる。1ステージの演奏時間は約20分。「凝り過ぎずに、誰もが気軽に聞けるよう」演奏曲は、アニメや映画のテーマ曲から洋楽ポップスまで幅広い。19時30分と20時30分のステージはインストゥルメンタル中心で、22時のステージは歌が中心となる。来店客日が誕生日の場合、スタッフ全員による歌のプレゼントにも対応する。

 MARIさんは専門学校卒業後、保険代理店勤務などを経て、28歳でシンガーの道を選んだ。ライブハウス運営を経験後、2017年2月に本店のオープンにこぎ着けた。池尻に出店した理由について、MARIさんは「街に健全なイメージがあり、AGEHASとのイメージが重なった。立地調査の段階からほれ込んだ」と話す。

 店名の「AGEHAS」は「アゲハチョウ」と、健康や環境などに配慮したライフスタイル「LOHAS」を足した造語。「ミュージシャンはとても大変。売れない、冬のような期間を耐えるサナギのよう」とMARIさん。そのサナギが巣立ち、一人前のミュージシャンへ羽ばたく過程をアゲハチョウに重ねた。そのアゲハチョウたちが、聞き手にLOHASを提供するという意味が込められている。「とかく不健全で不健康なイメージを持たれがちなライブスペースを、ミュージシャンたちの健全な活躍の場所にしたい」と話す。

 音楽同様、提供相手に「活力を与えたい」との思いから、肉料理をメインメニューに据える。肉料理メニューは、レシピからオペレーションまで、かつて公邸料理人を務めていたという森山嘉久さんが総監修を行う。

 メニューは、「チーズ3種盛り合わせ」(1,200円)などの前菜から、「アボカドサラダ」(1,200円、ミニサイズ=650円)、牛リブロースを使った「ローストステーキ」(1,900円=250グラム。3,500円=500グラム)、トマトソースを使ったパスタ「フィットチーネ」、デザート「フォンダン・オ・ショコラ」(580円)などがある。

 一推し料理は、合い引き肉を使った「ハンバーグ」(1,200円=150グラム)。「『冷めてもおいしい』と感じてもらえるよう、下味をしっかりと付けて提供している。気軽に食べてもらえるよう、高級な材料を使っているわけではないが、焼きにも力を入れ、柔らかさも自慢」とMARIさん。ソースは和風、トマトソース、バルサミコを用意する。

 ボトルワインは約15種類をそろえる。酒類卸の知人の協力で「一般的な飲食店より、1~2割安く飲める」という。スペイン産の「フレシネ X」(4,000円)やフランス産の「ドゥヴァーニ 赤」(3,500円)、アメリカ産「カーニヴォ」(4,000円)、イタリア産の「トロ カッジオーロ」(6,000円)などがある。特にカーニヴォは、肉のうまさを引き立てる「肉専用の黒ワイン」として知られている。

 そのほか、ウイスキーとカルピスソーダを混ぜた「ペンギンのご馳走」(950円)やウイスキーにジンジャーエールとブルーキュラソーを混ぜた「海のときめき」(950円)などの同店オリジナルドリンク、ビール、カクテル、サワーなども用意する。

 MARIさんは「東急田園都市線沿線に住む人たちに愛される店になるために、ミュージシャンらしさを生かした『見せる接客や料理』に力を入れていきたい」と意気込む。

 営業時間は18時~23時30分。土曜、日曜、祝日定休(レンタルスペースとしてオープンしている場合もあり)。

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