桜新町に6月15日、ヘアカラー専門店「color kitchen 桜新町店」(世田谷区新町2、TEL 03-5799-7998)がオープンした。運営はRing(目黒区大橋1)。
三軒茶屋店(2015年9月オープン)、経堂店(2016年7月オープン)に次ぐ3店目となる。席数は、施術用3席、自分でドライヤーをして髪を整えるセルフブロー用2席、緑茶や紅茶が無料で飲めるカフェスペース3席。
オーナーの松橋勝起(かつおき)さんは、青森県つがる市出身で現在40歳。横浜市内の美容専門学校を卒業後、美容室勤務を経て、2011年にフリーランスのカラースタイリストとして独立。2015年6月に同社を立ち上げた。店舗運営の傍ら、現在も表参道のヘアサロンでカラースタイリストとして働いている。
「お客さんから『三軒茶屋店の予約が取りづらくなった』とリクエストを受けて、近くの桜新町に店を構えた」と松橋さん。店舗間の距離を近くすることで、美容師の移動を容易にし、労働環境をフレキシブルにする狙いもあるという。
同店では受付で料金を前払いしたのち、カラーリストによるカウンセリングを経て、カラーリングを行う。その後、髪に薬剤を浸透させ、発色、定着させる時間を経て、カラー材を水で流し、オートシャンプーで洗う。最後にセルフブローで仕上げる。施術時間は45~60分程度だという。
オートシャンプーとセルフブローの採用で、時間短縮と低価格を実現した。「通常のヘアサロンでは6,000~7,000円かかるカラー代金を、3分の1程度に抑えた」と松橋さん。カラー剤は工場直送の国産製品を使用。他店との差別化を図るため、独自に天然オーガニックオイルを入れているという。
価格は部分染め(生え際、分け目)=1,480円、根元染め(2センチ以内)=1,980円、全体染め(根元から毛先まで)=2,980円。500円増しでトリートメントにプラチナコラーゲンを混ぜることができる。来店客の過半数が根元染めをオーダーするという。
松橋さんはホームカラー(自分で自宅で染めること)とサロンカラー(美容室で染めること)の違いを強調する。「市販のカラー剤は強く、繰り返しカラーを行う人や髪にダメージがある人にとっては、頭皮に負担が大きい。塗布もムラになり、色持ちも悪く、市販のシャンプーを使うと余計に退色してしまう。その点、サロンカラーはそういった欠点をカバーして、ツヤのある髪色を実現することができる」
今後、ホームカラーのユーザーを積極的に取り込むことで、3年後までに50店舗を目指す。
営業時間は、平日=10時~21時、土曜・日曜・祝日=9時~20時。