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三茶に「おむすび 巡る」 季節のおむすびと自家製麹を使った総菜提供

店主の小泉理沙さん

店主の小泉理沙さん

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 おにぎり店「おむすび 巡る」が6月21日、三軒茶屋のコワーキングスペース「三茶WORK」(世田谷区太子堂2)内で間借り営業を始めた。

週替わりの「おむすび定食」

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 店主の小泉理沙さんは、調理師学校を卒業後、ホテルやレストランなどで修業し、事務職を経てフードコーディネーターの資格を取得。調理師として勤務していた時に食材廃棄や工業型畜産など現代の食が抱える問題に直面したといい、「心地いい食の在り方を考えるようになった」と振り返る。「誰でも気軽にアクセスできる形で、『おいしい』にプラスした楽しみ方や心地良さを感じられる食を提案したい」と同店をオープンした。

 メニューには日本の家庭で食べられてきた発酵食を取り入れ、「皆がほっと安心できるおいしさ」を目指すという。店名は、日常食である「おむすび」をきっかけに生産者や製造工程、環境負荷など食材の背景に思いをはせてもらうことで、「温かですてきな循環が巡るように」という願いを込めて名付けた。

 週替わりの「おむすび定食」(1,300円~)は、旬の食材と自家製麹を使った総菜の定食で、季節のおむすびと副菜3種類、汁物、自家製ぬか漬けをセットで提供する。おむすび(180円~)は単品での追加注文に応じる。

 「食べることは未来につながること。食材は可能な限り地元の物や平飼い卵、自家製のこうじを使った発酵調味料などを使っている」と小泉さん。「三茶の皆さまに喜んでもらえる食事を提供できるように頑張りたいし、おいしく楽しく営業できたらと思う。ぜひ気軽に声を掛けてもらえれば」と話す。

 営業時間は11時30分~14時30分。金曜のみ。

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