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三茶にワインビストロ「ドイーニョケンタローネ」-生産者直送の米沢牛も

オーナーの伴野兼太郎さん(左)とパートナーでソムリエの土井淳さん(右)

オーナーの伴野兼太郎さん(左)とパートナーでソムリエの土井淳さん(右)

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栄通りの路地裏にワインビストロ「ドイーニョケンタローネ」(世田谷区三軒茶屋1、TEL 03-5431-3010)がオープンして1カ月が過ぎた。店舗面積は7.3坪、席数は23席。

スペシャリテ「米沢牛A5ランクレア焼き」(1,950円)。

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 コンセプトは「気軽に使い勝手が良く、それでいてしっかりワインと料理が楽しめるお店」。店名はオーナーの伴野兼太郎さんと、パートナーの土井淳さんの名前を響き良く組み合わせたもの。客との距離が近く、一目で見渡せるサイズ感の良さから同物件に出店を決めた。

 伴野さんは目黒の「ビストロSHIN」出身。コストパフォーマンスの高い料理を心掛けているという。メーンターゲットは近隣のワイン好き、単身の人。店内入り口にはカーブ(ワイン貯蔵庫)を模したディスプレーがあり、空き瓶ではなく全て中身の入ったボトルだという。黒板をはじめ、エアコンや棚にメニューを書くなどの遊び心を取り入れ、グラスはリーデル、カトラリーはラギオールを使用するなど、各所にこだわりをちりばめる。

 グラスワインは常時約20種類(450円~)、ボトルワインは約400種(2,500円~)を用意する。注いだ後の瓶に窒素を注入してワインの酸化を防ぐ機械を導入。ソムリエの資格を持った土井さんがお客さんのリクエストにも対応する。

 フードのスペシャリテは「米沢牛A5ランクレア焼き200グラム」(1,950円)。生産者から直送された米沢牛を軽く焼き、甘くグリルした野菜の上にのせる。赤身がしっかり残り、「柔らかくシャリッとした食感が楽しめる」という。肉の仕入れに業者を挟まないことで、安価での提供を可能とした。トッピングが選べる「農園ハーブサラダ」(ベース450円~、トッピング150円~)、店で手作りの「シャルキュトリー盛り」(1,000円~)、「ローマ風釜揚げパスタ」(750円)などが人気だという。

 今後の展開について、「軽めのおつまみからしっかりしたお食事まで、1軒でおなかが満たせるお店を理想としている。いつも同じ顔触れで出迎える、安心できるリビングのようなお店になれたら」と語る。

 営業時間は18時~翌2時。日曜定休。

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