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三茶の老舗鮮魚店「池田屋」が移転-毎週マグロの解体ショーも

マグロを解体する3代目店主の石川宏さん

マグロを解体する3代目店主の石川宏さん

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 三茶の鮮魚店「池田屋」(世田谷区太子堂2、TEL 03-3421-6536)が7月25日、三軒茶屋銀座商店街に移転オープンした。店舗面積は9坪。

解体した新鮮なマグロはその場で販売される

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 同店は、1951(昭和26)年に創業した64年の歴史のある鮮魚店。今回、栄通りから移転した。店主は3代目の石川宏さん。

 こだわりは、「おいしくて新鮮なマグロを安く」提供すること。毎朝、店主が直接市場で買い付け、主に1ブロック(3~4人前、1,000円)で販売する。

 店の名物は、毎週日曜の14時30分から行う「マグロの解体ショー」。新鮮な天然マグロをその場で解体し、実演販売を行う。10分ほどで解体し、1ブロック(3~4人前)当たり「大トロ」「中トロ」(2,000円)、「赤身」(1,000円)で売る。早い時は30分で売り切れてしまうという。「空気に触れていない新鮮なマグロは絶品。3日は日持ちする」とのこと。解体ショーには地元の子どもたちも数多く集まり、解体を手伝ってくれた子どもにはサービス品を振る舞うことも。

 同ショーについて石川さんは「新鮮なマグロを購入していただくのはもちろんのこと、ショーで行う包丁さばきにも注目してもらいたい。毎週開催されているので、ぜひ一度見に来ていただければ」と来店を呼び掛ける。

 同店では、マグロ以外にも種類豊富で新鮮な魚を取り扱う。宏さんの母お手製の総菜も。人気商品に、「ちらしずし」(800円)、「にぎりずし10カン」(880円)、「国産うなぎのかば焼き」(1,000円)などがある。ちらしずしは、「掘っても掘っても刺し身」というほど、たくさんの魚が楽しめるという。

 今後の展望について、「三軒茶屋に根付いて長いことやっているので、地域の皆さまに愛され続ける地域密着型のお店として頑張っていきたい。おしゃべりを楽しみながら買い物をしていただければ」と思いを語る。

 営業時間は10時30分~19時。水曜定休。

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