世田谷・ボロ市通り周辺で12月15日から「世田谷ボロ市」が始まった。主催はせたがやボロ市保存会。
今年で438年目となる「ボロ市」は、東京都指定無形民俗文化財に指定されている歴史ある季節市。もともと「ボロ」と呼ばれる古着が売られるようになったことが「ボロ市」という名前のきっかけで、1578年に小田原城城主、北条氏政が世田谷宿に楽市を開いたのが始まりとされている。
毎年1月15日・16日と12月15日・16日の計4回行われ、昔は古物、農具などが売買されていたが、近年は骨董(こっとう)品、古着、古本、食料品などが販売されている。
約750店が出店する中、毎年行列が絶えないことで話題となるのが名物の「代官餅」。今年も9時から並び昼前には2時間以上待つ長蛇の列となった。世田谷線も電車を増発するなど平日ながら多くの人が集まった。
開催時間は9時~20時。今月16日まで。