三軒茶屋の「キャロットタワー」生活工房ギャラリー(世田谷区太子堂4)で3月26日から、「MADE IN OCCUPIED JAPAN 1947-1952 海を渡った陶磁器展」が開催される。
太平洋戦争後、米国占領下にあった日本が海外輸出用に作った陶磁器を展示する同展。
「オキュパイドジャパン(OJ)」は、民間貿易が再開された1947(昭和22)年から1952(昭和27)年の5年間に、GHQ(連合国軍総司令部)が「Made in Occupied(占領下の日本製)」と刻印を義務付けた輸出品を指す。
陶磁器や装飾品、衣類、カメラ、日用品などに刻印された「OJ印」は、コレクターやファンの間で希少価値が高いとされ、米国とカナダを中心に人気を集めている。
同展では、米国オキュパイド・ジャパンクラブ代表の田中荘子さんの陶磁器コレクションから、食器や人形など約200点を展示。製造の拠点となった産地の歴史や工程を、写真や資料などで紹介する。
4月10日(14時~15時30分)は、田中さんのトークイベント「海を渡った陶磁器展と戦後70年」を開く。参加費は300円。定員は先着50人。電話(TEL 03-5432-1543)かEメールで要事前申し込み。4月3日・10日・17日(13時~17時)は、陶磁器販売会も行う。
開催時間は9時~20時。入場無料。4月17日まで。