
三軒茶屋の「シアタートラム」(世田谷区太子堂4、TEL 03-5432-1526)で8月5日から、音楽劇「兵士の物語」が上演される。
「身近な劇場、遊べる劇場、楽しい劇場」をテーマに毎年、「子どものための事業」を行う同館。1997年の開館以来、「子どもも楽しい大人劇」をテーマにクラシックバレエや童話をベースにした作品を上演。2014年から、「せたがやこどもプロジェクト」をスタートさせ、今年は演劇や音楽公演を鑑賞する5つの「ステージ編」と、実際に演劇に参加する「ワークショップ編」を展開する。
ステージ編の第1弾として開かれる「兵士の物語」は、ロシア出身の作曲家ストラヴィンスキーの代表作である同名作品を、ダンスカンパニー「コンドルズ」を主宰する近藤良平さんの演出・振り付けで表現する。
振り付け家、ダンサーとしてパワーあふれる作品を生み出す近藤さんの指揮下、演じるのは、活躍が期待される新進気鋭の俳優やダンサー3人。海外でも活動する音楽家の生演奏によってライブ感ある作品が楽しめる。
劇場担当者は「ダンスや語りはもちろん、影絵や映像を駆使し、おもちゃ箱をひっくり返したように次から次へと楽しいことが飛び出すような作品。約200席の劇場で奏でられる生演奏の、迫力ある舞台をいろんな角度から楽しんでほしい」と話す。
入場料は、一般=5,000円、中高生=2,500円、子ども(4歳~小学生)=1,000円、親子ペア(大人と子ども各1人)=5,500円。8月11日まで。問い合わせは世田谷パブリックシアターチケットセンター(03-5432-1515)。