三軒茶屋・世田谷パブリックシアター(世田谷区太子堂4、TEL 03-5432-1526)で4月7日から、狂言「『唐人相撲』/『MANSAIボレロ』」が行われる。主催はせたがや文化財団。
過去に行われた「MANSAIボレロ」の様子(撮影=政川慎治)
同劇場が4月に開場20周年となることを記念したイベント。出演するのは野村万作さんや野村萬斎さん、石田幸雄さん、深田博治さんなどのほか、一般公募で選ばれた約15人。
「唐人相撲」は、現在上演される狂言の中で、最も多くの演者を要するユーモアあふれる作品で、古代中国の王朝・唐に滞在していた相撲取りが皇帝と相撲で勝負する物語。
「MANSAIボレロ」は、ラヴェルの舞踊音楽「ボレロ」と「三番叟(さんばそう)」を軸とする狂言の発想と技法とが結晶し生まれた。野村萬斎さんが2011年に同劇場で初演した作品として知られている。
同劇場では「色とりどりの装束やアクロバティックな相撲の技や、唐音(とういん)という架空の中国語の会話など、ユーモアにあふれる狂言を楽しんでほしい」と話す。
開演時間は、7日=19時、8日=13時、9日=13時。入場料は、一般S席=6,500円、同A席=4,000円、高校生以下(劇場チケットセンターのみ取り扱い、要年齢確認)S席=3,250円、同A席=2,000円、U24 S席=3,250円、同A席=2,000円。問い合わせは、世田谷パブリックシアターチケットセンター(TEL 03-5432-1515)まで。公演は4月9日まで。